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2023/06/12

越冬した唐辛子 2年目3年目

 唐辛子は多年草で環境が良ければ越冬する。屋外、南向きのベランダで直射日光が当たるところに置いておくと元気に越冬する確率が高い。南向きでも直射日光が当たりづらかったりするとダメになるのもあるけど。屋内の暖かい場所ならより安心かもしれない。太陽光は偉大で、ハバネロなんかはわりと寒さにも強く、直射日光が当たるところに置いておくと真冬の屋外でも小ぶりではあるものの実をならしたりしてた。冬にできた小ぶりのハバネロなので辛さは期待していなかったけれど案外しっかりと辛くて、ハバネロはハバネロだなと思った。ハバネロの意地を感じてより好きになった。

 手元にある、そんな越冬した株たちはさっそく花を咲かせて実をつけ始めている。

 唐辛子は1年目が1番多く収穫できて、2年目以降は収穫量が減ると言われているけれどスタートが早いので長く楽しめるところが私はいいなと思う。収穫量の違いについて、実の数を数えるなどキチンと比較はしていないけれど印象としてはさほど大きな違いはなく、スタートが早い分合計では多いような気がするという感じ。ただ、プランター栽培と畑栽培では結果が大きくことなるかもしれないし、目的によっては収穫量に対する真剣度が違うだろうし、趣味でプランター栽培している私の実感というだけだけど。

 越冬させれば苗ポッキリされることもがないし。苗ポッキリは怖いので珍しい唐辛子であればなおさら越冬させて無事に育てたい。

 ただ、2年目以降は株本体が大きく成長することはないので、越冬させてずっと育てていきたいと思っているのであれば1年目に株を大きくさせることが重要。株は土の量に比例して大きくなるので、太い幹の木っぽい株を育てたいのであれば大きな鉢やプランターにたっぷり土をいれて育てるとどっしりとした株ができる。越冬する株を見ていると大きな株は越冬力もあるみたい。

 3年目の株はスコッチボネットという唐辛子のみ。スコッチボネットは、手元にある唐辛子の中で冬眠から覚めるのが最も遅く、また夏が終わると活動が鈍り始めるのが最も早い活動期間の短い唐辛子。目覚めてからも暑くならないと本領発揮できないのかノンビリと活動している様子。葉っぱもあまりしげらずまばら。葉っぱは2年目は1年目よりも小さくなる傾向にあるけれど、3年目はより小さいような。暑くなると大きくなるのだろうか。花も何となく咲かせてみました、みたいな感じでゆっくりやってる。夏になると元気になるのかなと思って心配はしていない。しょぼくれた見た目なので画像はなし。


2年目のマラゲッタ。マラゲッタは株の形がとても美しい。
クセのない味と切れるような辛みで使いやすく、好きな唐辛子の1つ。
一味唐辛子などにも向いていてる。

越冬したクマリ  Cumari do Pará
もともと葉っぱが小さめの唐辛子なのだけど2年目はさらに小さくなった気がする。
苗は虫に齧られてしまったので、今年はこの1株だけになりそう。



今年もやられた 苗ぽっきり

 3月にタネ蒔きをして、順調に育っていた唐辛子の苗。

唐辛子たちはとにかく成長が遅い。

毎年育てていても(今年は成長悪くない?)と不安になるくらいに微かに成長する。

6月になってやっと苗っぽい大きさになってくると梅雨の季節が到来、そして梅雨が明けて夏の強い日差しになると2段飛ばしの勢いで成長するのだけど。

あとは育つばかりと楽しみにしていた苗が今年もやられた、虫に齧られてポッキリ。


まさか折れてるのでは?とちょろっと血の気が引いた

恐る恐る触るとポッキリしてた

今年もやられた(涙

日々パトロールしていて今年は虫の齧られ被害もなく、あの悪夢のような連日苗ポッキリ(詳しくはこちら)は昨年だけのことだったのかな、と安心していたら、今朝クマリ(Cumari do Pará)の苗がポッキリしていた。特に好きな唐辛子。

じんわりと無力感が広がって、どっと落ち込んだ。

今から発芽させて育てることもできるかもしれないけど小さい株になるだろうし、来年まで待つかなぁ。越冬した株が1つあるので自分が楽しむ分は十分に収穫はできるけど、大きな株を育てたかったんだよね。

これから他のもポッキリし始めたら嫌だな。他にも苗があるからちょっと怖いけど、、、雨も降っているし落ち込みが強くて犯人探しをする気力がない。













2022/10/13

辛さに強い虫

 チョコレート・ハバネロだけ、穴あき・虫食いの被害にあって、結構な個数が食べられている。

最初はハバネロに虫食いなんて珍しいこともあるのかなと思ってたけど、犯人は一匹ではないのか、次々と穴あき・虫食いで落下するハバネロが続出。

ハバネロの中でも一番気に入っているチョコレート色のハバネロでなので、この状況はおもしろくない。でも、唐辛子の中でも相当辛いハバネロを食べるなんて、すごい虫だなとも思う。

自然農法で使われることの多い害虫避け液剤で唐辛子を焼酎に漬けたものがあるのだが(原材料が大変シンプルなので、通常は自分で作る。販売しているかどうかは知らない)アブラムシなどの害虫避けに効果があるとされていて、その唐辛子漬け焼酎でさえ使用時には100倍とか300倍とかに希釈してスプレーすることなど書いてあるのに、唐辛子の中でも辛さがかなり強めのハバネロに、しかも直接ハバネロの実を食すなんて、恐ろしすぎる虫!食べて内臓はヒリヒリ燃えないのか、齧った口や、ハバネロの中に潜り込んだ際、体はヒリヒリ燃えないのか、不思議。カプサイシンが一切無効なんだろうけど・・・


被害にあったハバネロたち。

上は完全に穴が空いている。下は途中で飽きためたっぽい。


穴が空いている方の断面図。中の種などがほとんどなく、中心部の胎座が荒れている。


少しわかりにくいけど、穴のすぐ近く虫のフンだと思われるものがたくさん溜まっていた。食べられる家としてハバネロを利用していた様子。

途中で諦めたっぽい方は、中はダメージなし。ハバネロは華やかな香りがしてうっとりする。


また別の日には


3つ落下していた。画像以外にもしばしば落下していてもう10個以上は被害に遭っている。


断面図


今回のは状況がわかりやすい。中が食い荒らされてフンが溜まっている。
汚くてすみません。


ネットで調べると、おそらくタバコガという蛾の幼虫の仕業らしい。

まれに穴が空いているのを割ってみると中にいることもあるらしいのだけど、私は遭遇しなかった。過去形で書いているけど現在進行形の被害で悩み中。





2022/07/19

唐辛子の苗が次々とバラバラ事件

 ポットで唐辛子の種をまき、そこそこ育ったところでプランターへ植え替え、早く大きくなーれと成長を楽しみにしていたら、ある日、ポッキリと苗が切り倒されていた。2022年5月30日のこと。


ポキッといってる


鋭利なもので切られたような切り口


唐辛子は発芽するのにだいたい1〜2週間ほど、発芽してからも成長がとても遅くて、この大きさになるのに2ヶ月くらいかかるのでショックだった。
様子を見ると葉っぱもまだピンピンしていて、切り倒されてすぐみたい。
畑で育てていたら愉快犯によるハサミを使用したイタズラかと疑いそうな状態。
マンションのベランダで助かった。誰も疑わずに済んだから。
ベランダまでよじ登ってきたのでは・・・とまではさすがに思わない。
不可解ではあるものの、自然はよくわからないこともあるのであまり気にしないでいたら


再び。葉っぱもバラバラにされている


2回同じことが起きて、さすがに異常を感じて調べてみたところ、どうやら「ネキリムシ」という虫の仕業のよう。犯人はだいたい犯行現場すぐ近くの地表下にいるという情報を得て、割り箸で地表をザーッとなぞっていたら、いた。

これが犯人。この時は1cmくらいの大きさだったかな。

無害そうな見た目なのだけど私には有害なので虹の橋を渡ってもらう。
このネキリムシは一瞬の隙をついて地中から出てきて葉っぱや茎を噛み切り、シナシナしたものを好んで食べるらしい。迷惑な食事の仕方!雑草だけを狙ってやってくれたら感謝できるのに。

まぁ、こんなこともあるんだな、2つ苗がダメになったけど勉強になった。
などと安堵していたら

またやられた

これもそこそこ育った苗だったからショックだった。再び割り箸で犯行現場辺りをなぞると

いた!前回より大きいのが。これくらい大きくなるとムチムチとして模様が出てきて虫感が強まる。3〜4cmくらいの大きさかな。しかも、芋虫離れした速さで動く。けっこう高速。

このネキリムシの茎ポッキリ犯行の前には予兆があって、心あたりがないのに葉っぱが1枚また1枚と夜が明ける度に切られていたら、やつは間違いなく近くにいて、最後の茎ポッキリを狙っている。予兆がなく、突然ポッキリされることもあるけど。

そして、なぜかネキリムシ達は集中してスコッチボネットという種類の唐辛子を狙い・・・

次々と狙われる苗たち。幹は残っているけれど、葉っぱや先端(芯)が切られている。
犯人は間違いなく近くにいる。先端(芯)を狙うのやめてほしい!せめて葉っぱだけにして。
この時は探してもなかなか見つけられず、翌日か、翌々日か、茎ポッキリされた。

複数いる。土の色と同化しがちで、小さいと見つけるのが難しい。


ついでに大きめなのもいた。これくらいのサイズになると発見しやすいけど、理想はこれよりも小さいサイズの時に発見したい。体が大きくなると大きめの株を狙ってくる。

画像に撮っていないけどネキリムシとの攻防は他にもあり、何と10株ほどあったスコッチボネットの苗は全てやられてしまった。趣味で唐辛子を育てていてもこんなにガッカリするのだから農家さんは大変だな、、、と思った。
スコッチボネットが全滅して、これでネキリムシとの戦いは終わったのかと思っていたら、

今度はかなり育っていたビキーニョが狙われた。ザ・バラバラ。順調に育ってた株。

ネキリムシは爪楊枝くらい太さの茎を好むとあったけれど、このビキーニョはもう少し太くて、だからまさかターゲットになるとは思っていなかった。というかそもそも、もうネキリムシ達はいないと思って油断していた。いや、違う違う、そうじゃない、油断じゃない、こういうことが発生しない限りやつらの存在に気づくことはないので、どうしても後手になってしまう。分が悪い攻防なのだ。慣れた手つきで割り箸で地表をザーッとやってみると


そこそこ大きいのがいた。寝ていた様子。

これが最後でその後はネキリムシの登場はなかった。6/11のこと。この10日間ほどは毎日ネキリムシに悩まされた。今まで見たことも、こんな被害が発生したこともなかったけど、自然界は色々あるんだなと思った。農家さん達はこういうの、どうしているのだろう。プランターなら限られたスペースだから探しやすいけど畑だと面積がとても広いので、割り箸でネキリムシを探すなんて時間が足りなくて現実的なやり方ではないんだろうなぁ。

スコッチボネットの株全滅は予想外の出来事だった。今年は3月から着手して全て順調だと思っていたのに、まぁ、仕方ない。

(門内ユキエ)

2022/07/18

越冬した唐辛子たち2022

 冬の終わり・春の始まりは、花粉症を除けばうれしいことがたくさん。

たくさんの服を着なくて済む。

シモヤケから解放される。

窓の結露からも解放される。

陽が長くなっていく。

そして、種をまく楽しい季節の到来。

特に楽しみなのは唐辛子。今年はどんなのを植えようかとウキウキする。

昨年育てたチョコレート・ハバネロ、マヤレッド(ハバネロの一種)、レモンドロップ(アヒ・リモ)、 スコッチボネットは越冬できたものの、最も好んで栽培していたビキーニョは越冬できずに全て枯れてしまった。室内であれば多分無事に越冬できると思うのだけれど、屋外だと日当たりの良い場所でも越冬はなかなか難しいと感じる。他に枯れたのは、オレンジ・ハバネロ、レッド・ハバネロなど。

チョコレート・ハバネロとマヤレッドはずっと直射日光が当たる場所に置いてあったからか芽吹きが早かった。レモンドロップもわりと早くから芽吹き始めた。レモンドロップは夏が終わって寒くなってきてからも長らく活動していて、寒さにも強めの種類なのかなと思う。

それに対してスコッチボネット。カリブや西アフリカ辺りで主に栽培されているだけあって寒さが苦手な様子。昨年、9月の終わり頃だったか少し涼しくなってきた頃に、真夏には鮮やかだった山吹色イエローがくすんだ土気色イエローになって急激に顔色が悪くなった。日本の夏は相当暑いけど夏の時間自体はあまり長くないので、常夏気候が好きな唐辛子には活動期間が短くなってしまう。活動期間が短いのなら、越冬もしたし、早々に活動開始してくれたらと期待していたのだが、なかなか、なかなか、芽吹いてくれない。何とか越冬したと見せかけて枯れるパターンかな、と諦めつつあった5月の上旬頃だったか、やっと幹が鮮やかな緑色に変化し始め(越冬中はくすんだ緑色をしている。目が覚めると色が鮮やかになってくるので目覚めがわかる)ポチポチと芽吹き始めた。他の種類の目覚めから1ヶ月以上遅れての目覚め。活動終了は誰よりも早くて、活動開始は誰よりも遅いスコッチボネット。


実をならし、色が変化し始めたスコッチボネット。色も形もかわいい。2022/7/18

ビキーニョの種をまいたつもりが、なぜかピーマンが実った!ピーマンの種持ってないのに何でこーなるの。隣のビキーニョだと思って育てている株も、幹が太くて伸び伸びと育つ様はビキーニョ離れしていてなんだかピーマンくさい。2022/7/18

レモンドロップは活動開始が早く、すでにたわわで色も美しいレモンイエローに変わりつつある。今はまだ程よい辛みで使いやすい。2022/07/18

(門内ユキエ)

2016/08/03

カマキリはよくわかっている

住まいはマンションの3階で、そのルーフバルコニーでプランターや鉢を置いて唐辛子やちょっとした野菜や植物を育てている。なので、地上に近いわけでもないし、大地に比べれば微々たる土面積だけれど、多少の土や緑があるところには自然界が発生するのらしくけっこう色々な虫がやってくる。

イモムシや毛虫がいたりするのはわかる。チョウチョや蛾などがやって来るから。不思議だなと思う虫の1つは、カマキリ。しかも、初夏の初登場の際は赤ちゃんサイズ。すごく小さい。ある日突然植物の葉っぱにいる。昨年もいたけれど一体どうやってやって来たのか。

大人サイズのカマキリはサイズも大きいし、鎌も大きいし、顔(あの目)も怖いし、体の形も奇妙だし、迫力ある昆虫でそれを自覚しているように態度も鷹揚で、関わりたいと思わないのだけれど、

赤ちゃんサイズの時は別モノのようにかわいい。
ちっちゃくて、でもちゃんと三角形の顔とその三角形の端っこに目があって、小さな鎌を持ち上げて、背中を反らせてお尻をぴんと上に上げていて、あまりのかわいさについつい指で突ついてしまう。そして逃げ足は大変に早い。動きも速度も浜辺の蟹並み。

この天敵が多いだろう赤ちゃんサイズの時は、餌にするのであろうアブラムシなどが発生しやすい植物(大葉とか)を住まいとしている。

少しすると、赤ちゃんカマキリの脱皮したあとの抜け殻を見つけたりする。抜け殻はほっそーい触覚まできれいに脱皮していて自然の神秘を感じた。人間が同じ物を作ろうとしたら大変な技術と労力が必要だと思うが、自然はあっさりとやってしまう。

サイズがもう少し大きくなって、小さな昆虫を捕食できるくらいになってくると活動場所を唐辛子に変える。

最初は、なんで唐辛子なんだろう?と思っていた。アブラムシもつかないし、その他虫もいないのに、食べ物がなくて弱ってしまうんじゃないかと思って、カマキリをつまんでアブラムシがついている他の植物に移動させたりしていたけど、やはりすぐに唐辛子へ戻って行く。

そして、その理由を最近発見した。

唐辛子は毎日毎日白い花を咲かせるので、ぶんぶんぶんと蜂が日々やって来る。ミツバチも来れば、アシナガバチみたいなのもやって来る。


唐辛子の白い花


ミツバチが唐辛子の白い花に近寄ったところ、潜んでいたカマキリがヒョイっと飛び出てきてなんとミツバチに抱きつくように捕獲したのだ。あー(なるほど!)と思って、同時にあの鎌、鎌として使えるようになったんだなぁと感慨深く観察した。

両者ともだいたい同じくらいのサイズで、ミツバチも必死にぶんぶんと空中で暴れて、カマキリからはどうにか逃れたものの、襲撃によるダメージがあったらしくポトリと床に落ち、飛ぼうとしていたけれどうまく飛べないようだった。

その後、回復して飛んだのか、カマキリが落っこちているのを見つけて食べに来たのかはわからないけれど、数時間後にはミツバチの姿はなくなっていた。

毎日白い花を咲かせる唐辛子にいれば、毎日蜂がやって来るわけで、獲物には困らないと知っているらしかった。賢い。私は無知な御節介野郎であった。ごめん。

(門内ユキエ)





2016/08/01

トウガラシ、上向きになるか、下向きになるか




『トウガラシの世界史 辛くて熱い「食卓革命」』
山本 紀夫 著

によれば、トウガラシには上向きに実がなるもの、下向きに実がなるものがあるらしい。

上向きに実がなるものは野生トウガラシの性質であるらしく、逆に栽培下のトウガラシは下向きに実をつけるという。

本の中には、他にも野生トウガラシはちょっとした衝撃ですぐにポロリと枝から実が脱落して鳥達に食べてもらって遠くへ運ばれるように進化しているとか面白いエピソードがあったりするけれど、今は端折る。


2年目のトウガラシが昨年はどっちの方向で実をつけていたのか、はっきりと覚えていないのだけれど(下向きだったような気がするけれど、、)今年ははっきりと下向きに実をつけている。




赤い実かわいい いつも赤い実をつけるわけではなく、上の画像のような緑色が通常
上も下も越冬した2年目のトウガラシで、『南部大長ナンバン』〜大長系ナンバンの元祖〜という種類のトウガラシ。下向きに生えている。




以下、1年目のトウガラシたち。


まばらに点在し、上向きに生えている。これは、2016年に東北旅行の際に購入した乾燥唐辛子から採取した種を植えて育てた(と思われるもの)。私は『ナンバン』というのは唐辛子の種類の名前だと思っていたけれど(イチゴの「とちおとめ」とか「あまおう」のように)東北では唐辛子のことをナンバンと呼ぶらしい。昨年購入した南部大長ナンバンの袋に「伝統野菜種子」と書いてあったので、ナンバン=貴重な唐辛子 だと思い込んでいたので、東北に行って脱力した。至るところに ナンバン ナンバン と書いてあった。




密集して上向きに生えている唐辛子。K介氏いわく「ミャンマーの唐辛子」とのこと。一昨年の春にミャンマー旅行の際に購入した乾燥唐辛子から採取した種を、昨年植えて栽培してさらに採取したものを植えて育てたミャンマー2世唐辛子。特徴は密集して生えるところ。



同じく、ミャンマー2世唐辛子。現在美術作家の草間弥生の作品に似ている。





妙に黒々とした実をつけている東北ナンバン、辛そう!!こんな黒いの見たことない。




今年種から育てた唐辛子たちはみな、なぜか上向きに実をつけていた。1年目だから野生で上向き、2年目だから栽培で下向きにとは安易に言えないし、もしかしたら品種によって実の生り方が違うかもしれないので何ともいえないけれど、もし今年みんな越冬したら来年どのように実を生らせるのか確認できるのかも。

(門内ユキエ)





2年目の唐辛子

唐辛子は越冬しない(できない)一年草だと思っていたけれど、昨年の秋に枯れる気配がない株がいくつかあり、北風が吹かない暖かいベランダ側に置いておいたらなんと枯れずに冬を越した。
昨年は10株くらい育てていて、冬越えしたのは4株。
その他のは自然と枯れてしまった。

冬越えすると初夏の頃にはもう白い花を咲かせ始め、せっせとさっそく実をつけてくれるので収穫の時期が長くなって、青唐辛子を楽しめる期間が長くなる。

春先に『トウガラシの世界史』(山本 紀夫 著)を読んでいて発見したのだけれど、トウガラシはなんと草ではなくて、木の仲間らしい。だから、時間の経過と共に木になって行くみたい。



冬越えした2年目トウガラシを観察すると、確かに茎が幹っぽくなってきてる。

2年目トウガラシの茎 木の幹化しているっぽい


1年目はどうかというと

1年目のトウガラシの茎

地表から出たばかりの部分はちょっと木っぽい感じだけれど、まだまだ青々としている。




幹以外も変化している点がけっこうあって、例えば全体の印象。

2年目トウガラシ
1年目トウガラシ

1年目は見た目も明瞭で、わかりやすい。2年目はボサっと広がっていて、写真でも伝わりにくいし実際目の前にあってもちょっとわかりにくい姿をしている。
1年目は基本的に上に伸びる支柱があってそこから葉っぱが生えているけれど、2年目は上に伸びるというより上以外に好き勝手な方向に伸びる、という感じがする。もしかするとトウガラシの種類の違いかもしれないけれど、、、。




葉っぱの違いもあって、


左が2年目。右が1年目。2年目は葉っぱが小さく細かくなる。1年目はピッチピチで元気いっぱいの大きい葉っぱをつける。




大きさの違いはけっこうある。スコールのあとで葉っぱが濡れている。葉っぱの面積も違うし、葉っぱの数も違う。2年目は葉っぱは小さいけれど、繁る。確かに木の葉っぱ化しているのかも。

トウガラシが枯れずに越冬したのは珍しいラッキーだったし、また私よりトウガラシ栽培経験のあるK介氏にとっても初めてのことだったみたい。でも「たまたまなぜか枯れずに残って暖かいところに置いておいたら越冬した」という状況だったので、自分達でコントロールして越冬させられたわけではなく、今年は越冬できるのか越冬させられるのかわからない。できれば何年も越冬させてトウガラシの木を育ててみたい。

(門内ユキエ)