2018/06/06

【2018初夏】Pimentamente!が置いてあるお店の紹介

現在、Pimentamente!4号は以下のお店に置かせて頂いています。
素敵なお店ばかりです。
持って行きたい、と思いつつまだ持って行けていないお店もあるので、追加があれば後日追記いたします。


【青森】
Saule Branche Shinchõ (ソール・ブランチ・新丁)


【東京】
▼池袋
KAKULULU

▼渋谷
Los Barbados(ロス・バルバドス)
Bar Bossa(バル・ボッサ)

▼表参道
HADEN BOOKS(ヘイデン・ブックス)
古書日月堂

▼西荻窪
Aparecida(アパレシーダ)
copo do dia(コポ・ド・ヂーア)

▼東高円寺
ドギーブギー

▼吉祥寺
世界のご飯とパクチー料理 WORLD KITCHEN BAOBAB(バオバブ)
ALVORADA(アウボラーダ)

▼下北沢
本屋B&B

▼学芸大学
古本遊戯 流浪堂(るろうどう)

▼千歳烏山
日本食 赤錆HOTEL(あかさび)
岩本酒店
玄米食堂 らくだ


【大阪】
caipirinha(カイピリーニャ)
CHOVE CHUVA



【沖縄】
Punga Ponga(プンガポンガ)
Mil Besos(ミル・ベッソ)



Pimentamente! 第4号

1年10ヶ月ぶりくらいに!第4号出ました!
ひぇー、自分で書きながら驚いた。
時間が過ぎるのは本当に早い、というか私たちがのろ過ぎるのか、、、怖い。



第4号の内容
▼ピリッとインタビューでは、南青山、根津美術館の向かいにある『古書 日月堂』の佐藤真砂さんにお話をお伺いしました。
古書とはいうものの、街中にある古本屋さんの本達とは異なるタイプの本が並び、紙・印刷物・印刷に関連するものを様々に取り扱い、それらのモノの時代は様々で、まさに時空を超えた仕事をされている大変かっこいいお方です。インタビューもかっこよかった。

古書 日月堂のウェブサイトはこちら  http://www.nichigetu-do.com



▼旦敬介のおすすめの文化コーナーは、今回は“この一冊”としてNelson Rodorigues(ネウソン・ホドリーゲス)の『O CASAMENTO(結婚式)』を紹介しています。



私は読んでいないので、文中から少し抜粋して紹介すると

・・・“『結婚式』は彼の数少ない小説で、父親に溺愛されて育った裕福な家の末娘の結婚式にいたる顛末を描き出す。色っぽい適齢期の女に育った娘と、彼女からパパと呼ばれて母親異常に親密な父親との間の危うい関係が中心となっていて、結局は破天荒な破局にいたるのだが、父親と娘の間のやりとりの距離感の微妙さが、実に巧みな会話の語法によって表現されている。父親のことを格式張った敬称で呼んだかと思うと、次の場面ではまるで恋人のような親しい呼称になったりして、いかにも芝居の作者らしい会話のうまさがある。なかなか日本語では表現しにくいブラジル的な人間関係の機微だと思うが、是非とも翻訳してみたい本だ。結末の悪趣味は、いかにも彼らしく、また、60年代的でもある。1966年の刊行時には、一時、「下品な言語」と「家族の秩序に対する侵犯」ゆえに軍事政権下で販売差し止めになった。・・・”

彼は1960年代のリオの演劇界とマスコミのスターだった劇作家だったらしいです。私は彼の小説を読んだことがないのですが、2015年に彼の代表作の1つであるらしい『禁断の裸体』(原題は『Toda Nudes Será Castigada』)が日本でも上演されて観に行きました。
ライオンキングとかアイーダや、歌舞伎以外のお芝居を鑑賞するということ自体そういえば初めてみたいな体験で、話もだけど「演じる」ことの迫力に圧倒されました。(えー!そんな過激な表現するんだ!)と新鮮な驚きで引き込まれましたが、この作品もまた、結末が悪趣味でした。ネウソンは悪趣味オチが好きなイヤなヤツだったのかも・・・。

禁断の裸体の紹介URLはこちら
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/15_kindan/index.html



▼木版画『ひとめぼれ』2018, Yukie Monnai


木版画を撮影もしくはスキャンして、フォトショップで整えてからイラストレーターに配置するのですが、フォトショップで保存するときに、RGBとかCMYKとかカラー設定の選択を指示される際、今回CMYKで保存したつもりでRGBのままだったようで、だからか真ん中のハートの色がモラモラとムラが出てしまいました。実物はモラモラしておらず一色です。今までは(保存方法の違いってどんな違いがあるんだろ)と思ってましたが、よくわかりました。保存方法の選択は大切。
図柄は、猫を飼っていた時に感じた、純粋な意思疎通の瞬間を表現しました。言葉を交わせない間柄だったから、そんな瞬間はいつも神秘を感じました。