2022/07/18

越冬した唐辛子たち2022

 冬の終わり・春の始まりは、花粉症を除けばうれしいことがたくさん。

たくさんの服を着なくて済む。

シモヤケから解放される。

窓の結露からも解放される。

陽が長くなっていく。

そして、種をまく楽しい季節の到来。

特に楽しみなのは唐辛子。今年はどんなのを植えようかとウキウキする。

昨年育てたチョコレート・ハバネロ、マヤレッド(ハバネロの一種)、レモンドロップ(アヒ・リモ)、 スコッチボネットは越冬できたものの、最も好んで栽培していたビキーニョは越冬できずに全て枯れてしまった。室内であれば多分無事に越冬できると思うのだけれど、屋外だと日当たりの良い場所でも越冬はなかなか難しいと感じる。他に枯れたのは、オレンジ・ハバネロ、レッド・ハバネロなど。

チョコレート・ハバネロとマヤレッドはずっと直射日光が当たる場所に置いてあったからか芽吹きが早かった。レモンドロップもわりと早くから芽吹き始めた。レモンドロップは夏が終わって寒くなってきてからも長らく活動していて、寒さにも強めの種類なのかなと思う。

それに対してスコッチボネット。カリブや西アフリカ辺りで主に栽培されているだけあって寒さが苦手な様子。昨年、9月の終わり頃だったか少し涼しくなってきた頃に、真夏には鮮やかだった山吹色イエローがくすんだ土気色イエローになって急激に顔色が悪くなった。日本の夏は相当暑いけど夏の時間自体はあまり長くないので、常夏気候が好きな唐辛子には活動期間が短くなってしまう。活動期間が短いのなら、越冬もしたし、早々に活動開始してくれたらと期待していたのだが、なかなか、なかなか、芽吹いてくれない。何とか越冬したと見せかけて枯れるパターンかな、と諦めつつあった5月の上旬頃だったか、やっと幹が鮮やかな緑色に変化し始め(越冬中はくすんだ緑色をしている。目が覚めると色が鮮やかになってくるので目覚めがわかる)ポチポチと芽吹き始めた。他の種類の目覚めから1ヶ月以上遅れての目覚め。活動終了は誰よりも早くて、活動開始は誰よりも遅いスコッチボネット。


実をならし、色が変化し始めたスコッチボネット。色も形もかわいい。2022/7/18

ビキーニョの種をまいたつもりが、なぜかピーマンが実った!ピーマンの種持ってないのに何でこーなるの。隣のビキーニョだと思って育てている株も、幹が太くて伸び伸びと育つ様はビキーニョ離れしていてなんだかピーマンくさい。2022/7/18

レモンドロップは活動開始が早く、すでにたわわで色も美しいレモンイエローに変わりつつある。今はまだ程よい辛みで使いやすい。2022/07/18

(門内ユキエ)

0 件のコメント:

コメントを投稿