『トウガラシの世界史 辛くて熱い「食卓革命」』
山本 紀夫 著
によれば、トウガラシには上向きに実がなるもの、下向きに実がなるものがあるらしい。
上向きに実がなるものは野生トウガラシの性質であるらしく、逆に栽培下のトウガラシは下向きに実をつけるという。
本の中には、他にも野生トウガラシはちょっとした衝撃ですぐにポロリと枝から実が脱落して鳥達に食べてもらって遠くへ運ばれるように進化しているとか面白いエピソードがあったりするけれど、今は端折る。
2年目のトウガラシが昨年はどっちの方向で実をつけていたのか、はっきりと覚えていないのだけれど(下向きだったような気がするけれど、、)今年ははっきりと下向きに実をつけている。
赤い実かわいい いつも赤い実をつけるわけではなく、上の画像のような緑色が通常 |
以下、1年目のトウガラシたち。
まばらに点在し、上向きに生えている。これは、2016年に東北旅行の際に購入した乾燥唐辛子から採取した種を植えて育てた(と思われるもの)。私は『ナンバン』というのは唐辛子の種類の名前だと思っていたけれど(イチゴの「とちおとめ」とか「あまおう」のように)東北では唐辛子のことをナンバンと呼ぶらしい。昨年購入した南部大長ナンバンの袋に「伝統野菜種子」と書いてあったので、ナンバン=貴重な唐辛子 だと思い込んでいたので、東北に行って脱力した。至るところに ナンバン ナンバン と書いてあった。
密集して上向きに生えている唐辛子。K介氏いわく「ミャンマーの唐辛子」とのこと。一昨年の春にミャンマー旅行の際に購入した乾燥唐辛子から採取した種を、昨年植えて栽培してさらに採取したものを植えて育てたミャンマー2世唐辛子。特徴は密集して生えるところ。
同じく、ミャンマー2世唐辛子。現在美術作家の草間弥生の作品に似ている。
妙に黒々とした実をつけている東北ナンバン、辛そう!!こんな黒いの見たことない。
今年種から育てた唐辛子たちはみな、なぜか上向きに実をつけていた。1年目だから野生で上向き、2年目だから栽培で下向きにとは安易に言えないし、もしかしたら品種によって実の生り方が違うかもしれないので何ともいえないけれど、もし今年みんな越冬したら来年どのように実を生らせるのか確認できるのかも。
(門内ユキエ)
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